【雑記】北海道増毛町『春の味まつり』日本で一番暑い夜『フェーン現象』に遭遇した話

フェーン現象

まるなな

こんにちは。まるなな()です。

 

沖縄より暑かった、北海道内の観測史上最高気温を記録した2019年5月26日。

テレビでは、佐呂間町(さろま)で39℃、帯広で38℃を記録したこと報道されましたが、 午前0時〜午前8時まで日本で一番暑かったのは増毛(最高気温32.1℃)だったんです。

2019年5月25〜26日、北海道の増毛町(ましけ)で開催された『春の味まつり』と同時開催の国稀酒造の『酒蔵まつり』でお酒を飲むため、私・母・マル(犬シーズー)で1泊2日の車中泊旅に行ってきました。

増毛町の 美味しすぎる甘エビと国稀酒造の日本酒を堪能する神のイベント ですが、 今年は『フェーン現象』により日本で一番暑い夜を体験しました。

前日も暑かった増毛町

15時:気温30.4℃

この日は 5月の北海道とは思えないほどの猛暑 。ここ増毛町(ましけ)は北海道でも北に位置する日本海側の港町。この時期は日差しが強くともひんやりと海風が吹く過ごしやすい所のはずなのに。

母と私は日陰に避難しつつ、甘エビと日本酒を堪能。暑くても日本酒とエビの旨さは変わらない(*´∇`*)

ボタン海老最高!

増毛春の味まつり

日陰で涼むマル。

増毛春の味まつり

 

18時:気温28.6℃

祭りの後は、海辺のキャンプ場で母とテントむしで車中泊。

暑寒別海浜キャンプ場

ゴジラエビ

まるななイチオシの『ゴジラエビ』!取れる量が少ないレアなエビをテントむしの車内で堪能♪

テントむし車内

宿泊場所は増毛町の『暑寒海浜キャンプ場』

増毛町暑寒海浜キャンプ場

増毛町暑寒海浜キャンプ場

19時:気温18.7℃

案の定、日が落ちてからは気温が急激に下がる(1時間で10℃)。お疲れのマル。

テントむし車内

22時:気温17.6℃

初めて軽キャンピングカー『テントむし』をポップアップし、2段ベッドとして使う。「案外快適じゃないか。」と感心しつつ、モンベルのダウンハガー#2に潜り込む。

テントむし車内

テントむし車内

ちょっと寒いくらいが眠りにつくにはちょうどよい。

風が少し強いのと、海沿いのキャンプ場のため潮騒が気になるが眠れない音ではない。おやすみなさーい♪

2時間後 翌日午前0時

0時:気温26.5℃ ・風速7.6m/s

「あっつーーーーーーーい!!」

強すぎる風で車が揺れ、異常な暑さで目をさます。いくらなんでもダウンハガー#2は暑かったか?それとも上に寝てるから暑いの?!何気なく車内の温度計に目をやると

「…28℃?」

( ゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

(;゚ Д゚) …!?

28℃って何っ!!!

 

…(・д・)チッ

 

せっかく気持ちよく寝ていたのに、叩き起こされたので機嫌が悪かったのかもしれません(笑)

北海道は 真夏でも滅多に熱帯夜になることはありません。 しかも5月にこのような高温になるなんて前代未聞です!

外に出て様子を確認します。

ヌルめのドライヤーの風を全身で浴びているような轟音で吹き荒れる風。

( ・᷄д・᷅ )台風来てたっけ?

台風にような強風と生温い風。でも台風と違うのは湿度。FFヒーターもつけてないのに 車内湿度は21% 。こんなの初めてです。

破損しないようポップアップを下ろし、犬用のカートを片付けます。

風が強すぎて車が左右に揺らされ、暑いしとてもじゃないけど眠れない。ますます風は強くなるばかり。

1時30分:気温27.5℃ ・風速15.2m/s

もう一度外に様子を見に行くと、阿鼻叫喚。

ヘッドライトに照らされた砂煙、テント倒壊、強風に吹かれつつ撤退作業をする人々、ギャーーーと何処からか響く女性の叫び声。

数時間前まで、海辺の穏やかなキャンプ場だったはずなのに。

風下にいた私たちは、 いつ物が飛んでくるかわからない ので、ご一緒させてもらった方と2台で急遽高い防波堤のある祭り会場の駐車場へ避難。

2時:気温27.4℃ ・風速11.2m/s

湿度計は低すぎてとうとうエラー表示に。この温湿度計は湿度20%切るとエラーになるらしい。
風が強すぎて、窓を開けると生温い風はゴーゴー入ってくるし、でも開けないと暑いし。乾いた風を浴びると手も顔も乾燥する気がする!

北海道は一体どうなってるの?!と『本日の気温ランキング』を見てさらにビックリ!

なんと沖縄を抜いて 北海道の増毛が1位!

一体どういうことーーーー?!(´⊙ω⊙`)?

ちなみに20キロ離れた車で15分くらいの、留萌市のその時の気温は16℃とのこと。こんな局地的に気温が上がることがあるのかと、驚きました。

避難先は祭り会場の駐車場です。漁港の一部を駐車場として解放しています。

ここは海辺のキャンプ場とは違い風の影響は少ないものの、それでも相変わらず強い風と漁船・車のエンジン音、ドアの開け閉めの音、ひっきりなしに出入りする車。とかなり騒がしい。

ここはさながら難民キャンプ。私たちは戦地から難民キャンプに避難してきた気分です。

道の駅での車中泊より騒がしいところでしたが、夜はほとんど寝ていないため仮眠をします。

6時:気温28.9℃ ・風速7.0m/s

「あっつーーーーーーーい!!」(本日2度目)

外は雲ひとつない快晴!太陽が出始めるとさらに気温は上昇。

7時:気温31℃ ・風速7.8m/s

北海道なのに 5月の朝7時で、30℃越えって過去最高じゃないの?

既に、箱入りのエビを買うための行列ができているとのこと。並んでる人達は熱中症大丈夫なのかな?
私たちは、暑すぎるため、お土産用のエビを購入し早々に退散しました。

増毛町春の味まつり

まとめ

この局地的な暑さは 『フェーン現象』によるもので『暑寒別岳』の麓である増毛町でもたまに起こる現象 らしい。

暑寒別岳

通常のフェーン現象では、山の反対側で雨が降るようですが、反対側の雨竜町で雨が降っている記録がなかったので、雨が降らないフェーン現象で『ドライフェーン現象』という珍しい現象のようです。

あの日は、慣れない暑さで大変な思いをしましたが、後になれば笑える思い出話になるでしょう。

まるなな

この猛暑は北海道に『松岡修造』が来てたからだってね(笑)

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