【北海道】大雪山『緑岳』2019年標高年に登ってみた!夏はお花畑・秋は紅葉がオススメ

大雪山緑岳

まるなな

こんにちは。まるなな()です。今年は2019年。北海道にもある標高年の山に登ってみませんか?

標高年とは、標高がその年の西暦と同じものです。

私が、登山をするきっかけにもなったマンガ。『山と食欲と私』にも、主人公鮎美ちゃんが、2017年に2017mの『雲取山』に登ったお話が載っていました。その年の雲取山は、かなり賑わったそうです。

そんな登り方があるとは知りませんでした。私も登ってみたい。と探したところ北海道にもありました!

2019年に標高2019mの大雪山系『緑岳』です(*´∇`*)

大雪山系『緑岳』

緑岳は、トムラウシ・旭岳・白雲岳など大雪山の山々などの絶景はもちろん、初夏の頃はチングルマのお花畑、運が良ければナキウサギなどを観ることができます。秋は、紅葉も大変綺麗なんだそうでそちらも気になります。


参考
緑岳ヤマケイオンライン

『大雪高原温泉』への道のり

緑岳の登山口には、『大雪高原温泉』があります。1年のうち6月〜10月までしか営業していない秘境の温泉宿。

国道273号線から林道を約7kmを走る必要があります。

「なんだってこんな山奥に温泉宿があるんだよ( ・᷄д・᷅ )」登る前は正直こんな気持ちでした(笑)

携帯は圏外で街灯もない山道を走り続けます。途中、運がよければ鹿さんに会えるかもしれませんが、夜は飛び出してくるかもしれないので暗くなってからこの道路を走ることはオススメしません。

『大雪高原温泉』周辺情報

30分ほど未舗装路を走り、ようやく緑岳の登山口のある『大雪高原温泉』に到着。

こんな山の中にこんな立派な建物があることに驚きです。そして、数台の車が駐車されています。こんな山奥に人工物とたくさんの車が駐車されているのが本当に不思議。ちなみにこの日は、月曜日です。

出発の頃には雲がかかっていた空も、すっかり快晴!

「勝ったぜ(*´∇`*)」

まだ登っていないのに、勝利を確信(笑)

『大雪高原温泉』以外に、これから登る『緑岳登山口』・『トイレ』・『ヒグマ情報センター』があります。

トイレは古いもので汲み取り式ですが、強烈のアンモニア臭はしませんでした。夏でもそんなに暑くならないからかな?

ヒグマ情報センターは『高原温泉沼めぐりコース』の入山拠点になっています。ヒグマと距離を取るために巡視員が指導巡回し、入山前にはレクチャーを受けることができます。特に紅葉時期は人気あるコースです。

『緑岳』登山口

緑岳の登山口へは、『大雪高原温泉』の建物の左側から進んでいきます。

下の建物で入山届があります。入山届以外にも最近のヒグマ出没情報などを確認することができます。

さらに進むと、建物の裏手には硫黄臭ともにボコボコと地表から温泉?噴き出しています。なかなかの迫力。

そのまま奥に進むと、『緑岳』登山口。ここからスタート。

『緑岳』の登山道

登山口をスタートし、1kmで250m標高差を稼ぐため、少し急な登りになります。私の場合は45分かかりました。下の写真のような木段が多めです。

ここを登りきると一気に視界が開け、メインの緑岳とバーンと見えます!素晴らしい(*´∇`*)

背後もこの絶景!

『緑岳』のお花畑

ここからは平らで、2つのお花畑の中を進んでいきます。

ナキウサギに会えるかも?『緑岳』のガレ場

正直、お花畑だけで大満足なのですが標高年なので頂上に行かねば(笑)

ここからは、岩岩がれ場ゾーン。

マンガ『ゴールデンカムイ』にも登場する『ナキウサギ』がいます。「キュッ!キュッ!」と鳴き声はすれど、姿は見えず。

作中、ヒロインのアイヌの少女「『アシリパさん』が罠で捕獲しナキウサギを食べていましたが、現在は絶滅危惧種なのでもちろん食べてはいけません(笑)氷河期時代に北海道に渡ってきた『生きた化石』と言われています。


参考
プラーシカに掛かった白石ゴールデンカムイ公式サイト

この岩場は写真で見るよりはかなり急です。約1kmで標高差300mくらいの岩場をジグザグと登っていきます。所々浮石がある為、注意しながら慎重に進みます。

ナキウサギは撮影できませんでしたが、シマリスさんは写真を撮らせてくれました。

『緑岳』山頂

急登を登り始めて約45分。ナキウサギを探したり、景色を眺め休みゆっくり登ったので結構時間がかかってしまいましたが、標高2019mの緑岳山頂に到着!

緑岳山頂はかなり広く、北海道で一番高い山『旭岳』(左の雲に隠れた山)と白雲岳(右)を望むことができます。

『旭岳』から目線を左にすると、王冠の形をした『トムラウシ山』。

自分の背後は、『白雲岳』と『北海岳』に続く縦走路、白雲岳麓にある『白雲岳避難小屋』が見えます。

良き良き!素晴らしきかな(*´ω`*)この絶景を楽しみつつ、お団子タイム♪

下山後は『大雪高原温泉』へ

山頂から2時間30分で下山。岩岩ゾーンを慎重に下ったのと、休憩を含めたので少し時間がかかってしまいました。下山後のお楽しみはもちろん温泉です!玄関前には足湯がありました。

建物内は思ったより近代的で綺麗!しっかりと手入れられた浴室も新しく綺麗で気持ちいい!温泉は乳白色の硫黄泉で滑らかなお湯。

私の温泉ランキングでは1、2を争うほどにお気に入りの温泉になりました。(暫定1位が恐山の温泉)

食堂もあり、営業時間が合わずに食べられませんでしたが、次は『標高年カレー』を食べてみたいと思います。

館内のトイレはウォシュレットで、コインランドリーもあります。

Wi-Fiはなく、携帯の電波はドコモ・auも圏外。

宿泊してみたいと思える、素敵な秘境の温泉宿でした(*´ω`*)

緑岳登山のコースタイム

登り:2時間45分

  • 登山口→第1お花畑(45分)
  • 第1お花畑→がれ場手前(1時間15分)
  • がれ場手前→山頂(45分)

下り:2時間30分

  • 山頂→がれ場終わり(1時間)
  • がれ場終わり→ 第1お花畑(1時間)
  • 第1お花畑→登山口(30分)

コースタイムやコースマップなど詳細な情報をご覧になりたい方は、YAMAPのリンクを参考にしていただければと思います。


参考
活動データ(緑岳)YAMAP

おまけ

緑岳は、国土地理院の地図上の表記では2020mとなっておりますが、山頂の看板は2019mとなっています。三角点の標高が、2019.91mだからだそうです。
なので、2020年も標高年になるお得な山なのです(笑)

緑岳は、別名『松浦岳』と呼ばれ北海道の命名者『松浦武四郎』にちなんで付けられたとのこと。今から150年前、西暦1869年(明治2年)に北海道と名付けたちょうど150年後の記念すべき年に、その標高年2019年に『松浦岳』と呼ばれた『緑岳』に登るのって面白いよね!(でも2018年が命名150年って公式ではなってるけどね(笑)旧暦なのかな?よくわかりません)

2019年(令和元年)の記念に、標高2019mの『緑岳』に登ってみるのはいかがでしょうか(*´ω`*)

まるなな

ツイッター()にてブログ更新のお知らせをしています。宜しければフォローお願いします(*´▽`*)大雪山の紅葉は9月中旬からです。楽しみです!

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