北海道夏の大雪山 旭岳→黒岳へ 黒岳石室宿泊編 ソロ登山2日目④

「今年の冒険はどこにしよう?」

天気をみて、決めたのは前々から考えていた

「黒岳の石室に泊まりたい!」

旭岳から登って、お鉢を歩き黒岳石室まで行く冒険をしてみたお話。

前回は、旭岳から北海岳を歩いたお話。

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2017年8月19日(土)

15:46 黒岳石室 到着

黒岳石室(いしむろ)に到着。

今までは「広すぎる山の上を歩く一人ぽっちの私」状態だったのでたくさん人がいて、建物がある景色にホッとする。

黒岳石室到着

何はともあれ荷物を降ろしたい。トイレに行きたい(笑)

石室での宿泊料2000円を支払う。ちなみにテント泊は500円です。
ここには、ありがたいことにバイオトイレがあり、通常200円かかるけど、宿泊者は宿泊料金だけで利用できるんだそう。

トイレはログハウス風の綺麗な建物。
4つ個室があって中はちょっと臭うけど、トイレがあるだけマシ!

便座の蓋をあけるとおがくずが入ってて、用を足すとトイレの脇にある自転車のペダルを自分で漕いで排泄物をおがくずに混ぜ見えなくするというもの。

まぁ何よりもトイレがあることがありがたい!

翌朝、ご来光を見るためには石室から20分の桂月岳登ってみるとよいらしく、下見に行こうと思ったけど疲れたのでやめちゃった。

暗くなる前に、食事をした方がいいだろうと思い夕食にすることに。

黒岳石室の前の食事スペース

外には、テーブルが4つほどあり相席し食事しているみたいだ。
私も、声をかけ8歳くらいの女の子その両親のファミリーと、一人旅のおじさんが座ってるテーブルに相席をした。

夕食の準備をしていると…

ここでトラブル発生!

ガスがつかない…(゚Д゚;)

昼にはちゃんと使えててガスも残った状態なのに、火がつかない!!

 

ファミリーのお父さんに見てもらったりしたけど、ガスの残量もあるし特に異常はみられないのに火がつかない!!

ファミリーの方々はガスとバーナーの予備があるというので、ご厚意に甘えてお借りすることにした。
夕飯食べれれないなんて悲しすぎるよぉ…!!
本当にありがたかった!!

この場を借りて、改めてお礼が言いたい!!

ありがとうございます(*´▽`*)

お借りしたバーナーで作った夕食は、スーパーの半額ワゴンで見つけた「お鍋一つでできる鴨南蛮」ツユもセットになっていて湯切りをせず、お蕎麦が作れる優れもの!

これに鶏肉と玉子と餅を入れて作ってみました。

見た目はちょっとあれだけど、とても美味しかった。
最後に出てくる餅も最高だ(*´ω`)

初めての宿泊山ごはん

食事をしながら、色々お話が出来てとても楽しかった。

ファミリーは、ここから1時間くらいのところにお住いの北海道の方。
おじさんは、高松から来てるそうだ。

ファミリーがいなくなった後は、お母さんのその娘さんと相席になった。
こちらの方は、栃木からいらしたそう。
お母さんの方は元々道内出身で、現在は栃木にお住まい。

娘さんは見た目とは裏腹にとてもアクティブな方で、一人でキャンプや登山もするとのこと。
一人キャンプや一人登山をする人は私以外周りにはいないのでとても親近感がわいた。

そこで以前から、北海道に来る旅行者に聞いてみたかったことを聞いてみた。

なぜわざわざ北海道に、しかもこんな山の中にくるのか?
北海道じゃなくても、山は本州にもたくさんあるし陸続きで行ける。設備だって充実している。
わざわざ飛行機やフェリーに乗り、時間とお金をかけてまで、なぜ北海道に来るのか?
車中泊雑誌やアウトドア雑誌の北海道特集には、必ず「憧れ」や「夢」という文字が躍る。
何をそんなに憧れるのか?何を求めているのか?

私は、北海道生まれの北海道育ち。
北海道は大好きだし、とてもいいところだと思う。
時々、試されてるな。ってくらいの寒さや雪は本当に嫌だけど。(笑)

でも、なぜそんなに旅行者は北海道を目指すのか全然わからない。

ということを話したら、高松や栃木の方に全力で

もうぜっんぜん違うから!!!

と全力で否定されました(笑)

北海道は内地とは全然違うんだって。

まず、お盆の時期の山荘は激混みで廊下まで寝ている人がいる。
山でも人が多すぎて渋滞するくらい。

あと口をそろえて言っていたことが、食べ物がおいしい。
何を食べても美味しいんだそうです。

いやいや。それぞれにみんな美味しい食べ物いっぱいあるでしょうに(笑)って思うんだけどな。

私も、一度くらい北海道を離れて生活してみれば、北海道のよさを改めて理解できるのかな。
道民の私が、道外へ行くとここにビックリしたというお話をするととても驚かれた。

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見ず知らずの方々とお話をし、ものすごく盛り上がりとても楽しかった♪
登山って山を登るだけでなく、こんな出会いもあるんだなってちょっと感動した。

盛り上がっている間に、日はどんどん暮れていき夕焼けもとても綺麗。
だけど、8月中旬とはとても思えないほどの寒さ。

黒岳石室からの夕日

モンベルの中厚インナー+フリース+ダウンベスト+ハードシェル+カイロ+手袋

これでも冷える。やっぱり山の上は寒いな。
カイロ持ってきててよかった。

気温はだいたい10度くらい。

星空も見たかったけど、とてもじゃないけどそんなに起きていられなさそう。
ちなみに消灯は8時です。

ダウンハガー800 Women’s #2に、モンベルのインナーシュラフを入れて寝ます。

耳栓をつけ、横になると電気が消える前に眠りについてしまいました。

おやすみなさい♪

黒岳石室からみる夕焼け

 

次回はこちら。

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2 COMMENTS

しまやん

ホントに全然違うよ!
その方達の言うとおり、北海道はご飯が美味しいし、混んでないし。

あとイワタニのガスバーナーは2000メートル以上だと気圧の低下で、性能を発揮しないと思うよ。

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まるなな

そうなのか。全然違うのですね。何が違うのだろうか?うーん。
今回はイワタニでなくて、ちゃんとしたやつ借りて行ったんです。SOTOのウィンドマスターってのです。
ガス缶変えたら着いたから、壊したわけではないと思うんですが。予備は必要ですね。

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